男性社員へ「5日間」の育児休業で最大72万円!!【出生時両立支援コース】

両立支援等助成金の「出生時両立支援コース」は男性社員の育児休業取得促進のための助成金です。会社に対して最大72万円助成される助成金です。

男性育児休業は中小企業にとって、まだまだハードルが高い。でも、たった5日間の育児休業を取得で申請できるため利用しやすい助成金です。

さらに5日間には、公休日も含みまれ実質1日だけのお休みで申請できる可能性があります。

出生時両立支援コースの概要

男性社員が育児休業を取得しやすい環境作りのための取組を行い、男性従業員に子供が生まれた後８週間以内に開始する５日以上育児休業を取得させた事業主に支給される平成28年からの助成金です。※大企業については14日以上

出生時両立支援コース受給できる要件は？

①雇用保険に加入していること。

②男性社員が育児休業を取得しやすい環境作りのための取組を行っていること。

取得しやすい環境づくりとは、男性育児休業取得者が育児休業するまでに次のような取組を行うことです。

・男性従業員を対象にした、育児休業制度の利用を促進するための資料等の周知

・管理職による、子が出生した男性従業員への育児休業取得の勧奨

・男性従業員の育児休業取得についての管理職向けの研修の実施

取組例として、こちらのリーフレットをダウンロードし会社に合わせて編集し全社員へ配る。

④育児・介護休業に関する規定を作成していること。

⑤一般事業主行動計画を作成し、届出と周知をしていること。

⑤　雇用保険被保険者の男性社員に、子供が生まれた後8週間以内に開始する連続した５日以上（大企業の場合は14日以上）の育児休業を取得させたこと。

出生時両立支援コース の支給額は？

中小企業と大企業とで助成金額が異なります。また＜　＞内は生産性要件を満たした場合の支給額です。①は初めて育児休業取得者　②は過去に男性育児休業取得実績がある会社。1年度10人まで申請可。

中小企業は1人目の育児休業を取得時は、57万円<生産性要件を満たしていると72万円>が助成されます。

出生時両立支援コースの申請手続き

支給申請期限について

上記①1人目の育児休業取得時

育児休業の開始日から起算して５日(大企業は14日）を経過する日の翌日から2ヶ月以内以内に申請。

上記②2人目以上の育児休業取得時

育児休業の開始日から起算して、２の表②a～cそれぞれの区分に示す期間をそれ
ぞれ経過する日の翌日から2ヶ月以内。

助成金の申請先

会社の本社等（人事労務管理の機能を有する部署が属する事業所）の所在
地を管轄する都道府県労働局雇用環境・均等部（室）

助成金の必要書類

こちらからダウンロードできます。