65歳超雇用推進助成金(高年齢者無期雇用転換コース) の概要
この助成金は、50歳以上かつ定年年齢未満の有期契約労働者を無期雇用労働者に転換させた会社に対して支給される助成金です。
50歳以上のアルバイト・パートが多く雇っている業種(製造業・警備業・清掃業など)が利用しやすい助成金です。
65歳超雇用推進助成金(高年齢者無期雇用転換コース) の支給金額
無期転換1人あたり | 生産性要件満たした場合 | |
中小企業 | 480,000円 | 600,000円 |
大企業 | 380,000円 | 480,000円 |
※1年度あたり10人が上限
1年度最大600万円の助成金です。
助成金申請の流れは?
①無期雇用転換計画の認定
「無期雇用転換計画」を作成し、高齢・障害・求職者雇用支援機構に提出して認定を受けること。
キャリアアップ助成金などの申請窓口とは違うため注意が必要です。
※全国の高齢・障害・求職者雇用支援機構リンク。
②無期雇用転換計画の実施
無期雇用転換計画にもとづき、計画期間内に、雇用する50歳以上かつ定年年齢未満の有期契約労働者を無期雇用労働者に転換すること。
キャリアアップ助成金より受けやすい理由は?
キャリアアップ助成金では、転換後給与を5%アップする要件があります。
この高齢者無期雇用転換コースは、給与を5%しなくても利用できるためキャリアアップ助成金より利用しやすいとも言えます。
キャリアアップ助成金とは趣旨が同じなので、対象の従業員については併用できません。
平成25年4月の労働契約法改正により、有期契約が繰り返して更新され5年を超えると働く人の申し出により無期雇用転換は義務となっています。
無期雇用転換を計画的に対応することにより助成金が利用できるため制度をうまく活用し、働く方の処遇を改善検討してみてはいかがでしょうか。
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